黒留袖にバッグは必要?持つなら、どんなバッグがふさわしいの?

黒留袖は格式の高い着物であり、人生の節目に着用されることが多い着物です。しかし、いざ黒留袖を着用し参加する際、スーツなどの洋装とは勝手が違い困惑してしまうこともあると思います。黒留袖は生涯に着用する機会が何度もあるわけではない分、小物で失敗したくない!そう思う方も多いはずです。

では、黒留袖に合うバックやサブバックとはどんなものなのでしょうか?

黒留袖とはどんな着物?

黒留袖とはどんな着物?

黒留袖とは、着物の中で一番格式の高い衣装であり特別な式典やお祝いなどで着用される着物です。一番身近なイメージでいうと新郎新婦の母や仲人さんの衣装でよく見ると思います。

黒留袖はその名のとおり黒一色で5つの紋が入っており、裾には金や銀で柄が描かれています。以前は古典的な柄が多かったのですが、現在は若い既婚女性が着ることも多くなってきているので多様な柄が増えてきています。

黒留袖に合わせるバックはここに注意!

黒留袖に合わせるバックはここに注意!

黒留袖に合わせるバッグには複雑な決まりごとは実はありません。しかし、礼装という扱いですので基本的なマナーというものは存在します。これだけは抑えておきたいという内容をご紹介します。

1. 大きさ・形

バッグの大きさは洋服などに合わせるフォーマルバッグとさほど変わらない小ぶりなタイプが主流です。形状としては持ち手のあるハンドバックや持ち手のないクラッチバッグが一般的です。

たくさんの荷物を持ち運ぶようなトートバッグや肩掛けのショルダーバッグは不向きです。

2. 素材

素材は多種多様です。昔ながらの高級織物などの生地でできているものやビーズなどをあしらった華やかに見えるものもありますが、安価な合皮やエナメルなどの素材でも構いません。

皮革製のものについては殺生をイメージさせないよう、素材が皮革製であることが露骨ではないものを選ぶとよいです。素材が違えど「礼装用であること」が大事になってきますので、着用する着物との調和がとれているかを確認してください。

3. 色

礼装用のバッグで注意したいことのひとつが「色」です。

色は「金もしくは銀」であれば間違いはないです。また、白を基調にしたものもよいとされています。

この三色が好まれるのは黒留袖の格調を損なわずかつお祝いの場としてふさわしい色とされているからです。

どうしても迷ってしまう場合、バッグと草履のセットを準備するといいでしょう。礼装用としてふさわしい素材やデザインのものがセットになっているので、着物初心者でも安心感があり黒留袖との統一感もでます。

あると便利なサブバックはどういうものがいい?

あると便利なサブバックはどういうものがいい?

「バッグは準備できたけど、どうしても小ぶりになってしまうバッグでは収納スペースが足りない!」そんな時はサブバッグを利用しましょう!

席まで持っていくにはかさばってしまう化粧ポーチや、予備の足袋・充電器など礼装用のバッグに入らないものはサブバッグに入れて持ち歩くととてもスマートです。会場には持ち込まず、そのまま会場のクロークに預けておけばいつでも必要な時に取りに行けます。

でも、ちょっとまってください。サブバッグも注意が必要です。サブだからと紙袋やブランド店のショップバッグを利用している方がいますが、これは実はNG行動。

意外とこのサブバッグも会場では目につくものです。サブといえど、キャラクターや柄物などお祝いの席にふさわしくない物ではないものを準備すると、センスある礼装として全体的にまとまりが出ます。

バッグの必要性

バッグの必要性

結婚式や式典でもつバッグ。小ぶりで、たいして物が入らないので本当に必要なの?と考える方もいらっしゃることでしょう。

しかし、まったくの手ぶらであれば化粧直しのたびに控室や会場のクロークに荷物を取りに行かなくてはならず、大切なお客様へのご挨拶などに支障が出てしまったり、さらには式自体の進行を妨げてしまうこともあります。

また、新郎新婦から預かったお心づけなどをバッグに忍ばせておけば、タイミングよくスマートにお渡しすることができます。そのため、会場へ持ち込むバッグにはハンカチ・ティッシュの他に口紅とパウダー、預かったお心づけなどを入れておくとよいでしょう。

たくさんの荷物を持ち込むことはマナーとしてあまりよろしくないので、財布などの貴重品は薄型や小ぶりなものに変更し携帯電話やデジカメは陣族や友人に頼むなどの工夫をしておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?黒留袖を着る際はバッグの「大きさ」「素材」「色」に気を付けて、あなたの最高の瞬間を迎えてくださいね。

和装は日本人が晴れの日に着る伝統的な衣装です。現在は黒留袖をレンタルする方も多くなっており、草履とバッグもセットレンタルなどがあります。低価格でその時に合わせたコーディネートを楽しめるのもレンタルの魅力です。

京都きものレンタルwargoは、着物レンタル・着付けをはじめ、宅配でのレンタルも行っている全国展開のお店です。日常シーンでお召しいただける着物や浴衣だけでなく、黒留袖や色留袖もご用意しております。

スタッフ一同、お客様の思い出がより最高な瞬間となりますようお手伝いさせていただきます♪お気軽にお越しくださいね。