お通夜や葬儀で着る服といえば喪服。喪服は故人の死を悼み、哀悼の意と敬意を示すための礼服でもあります。女性の喪服はワンピースやスカートがほとんどですが、年代によりデザインも多少若干変わってきます。失礼のない、そしてマナー沿った喪服を選びたいですよね。そこで今回は、年代別に喪服の選び方をご紹介します。
10代~20代女性の喪服の選び方 ~女性らしさを大切に~
10代後半から 20代女性の喪服は女性らしさを意識した可愛らしさのある雰囲気のものがおすすめです。
例えば、このような点に気を付けて選んでみると良いでしょう。
女性らしい丸みのあるデザイン
ボレロやジャケットは丈の短いものを
取り外しできるリボンがついていれば若々しい印象に
スカートはタイトよりもしわになりにくいフレアを ボレロやジャケットタイプの喪服であれば、丈が短いものを選ぶと若々しい印象に。ジャケットの裾に丸みがついたデザインは女性らしさが増し、
やわらかな印象となります。また、ジャケットやボレロ、ウエストの位置にリボンがついていると可愛らしい印象になり、
10代後半から 20代の女性にはぴったりです。
リボン付きの喪服を選ぶ際は、取り外しができるものを選ぶと良いでしょう。リボンなしでシンプルに着こなすこともでき、
30代に入ってからも体形が変わることがなければ長く着ることが可能です。スカートもできればフレアを選ぶ方が良いでしょう。
タイトスカートよりも、ふんわりと広がり、しわになりにくいものがおすすめです。
30代女性の喪服の選び方 ~体型の変化を考えてゆとりのあるものを~
30代は 10代、 20代よりもエレガントで落ち着いた雰囲気の喪服を選んでいくと良いでしょう。
特に、このような点に気を付けて選んでみてください。
体型の変化に対応できるゆとりのあるものを
大人の雰囲気を意識したデザイン
ブランド喪服も選択肢の一つして
動きやすく、しっかりとした作りのものを 30代は妊娠・出産などもあり体型の変化がある時です。体系の変化も考えて、妊娠中や産後でも着られるサイズにゆとりにあるものを選ぶのがポイントです。
体型が変化しても着やすいワンピースタイプは 30代女性におすすめといえます。
30代は 10代、 20代よりも大人の女性の落ち着いた雰囲気を出したい年代です。
女性らしさのあるエレガントなデザインの喪服を選ぶと良いでしょう。デザイン性が高いものであれば、ブランド喪服もおすすめ。
ブランド喪服は上質でしっかりとしたつくりになっていますので、大きな体型の変化がなければ、長く着られるはずです。
お通夜や葬儀に行ってもお手伝いをする可能性もある年代です。できれば、動きやすくしっかりとした作りのものを選ぶという点も忘れないようにしてください。
40代女性の喪服の選び方 ~シンプルで体型の変化に対応できるものを~
40代になると、いざという時のために喪服などの礼服を一式揃えている方も多いでしょう。しかし、久しぶりに着てみると、
サイズが合わない、またはデザインがしっくりこないということもあります。40代で喪服を選ぶ場合、少し先を見据えて 50代まで
着られるシンプルで体型の変化に合わせられるものを選ぶのがおすすめです。このような点に注意して選んでみてください。
50代になっても着られるシンプルなデザイン
体型の変化が起きやすい40~50代でも着られるデザイン 40代で喪服を選ぶ場合、 50代になっても着られるシンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
特に、腰回りが緩やかなワンピースタイプであれば、体形の変化にも対応できます。
フレアタイプのスカートは多少体型の変化が起きても着やすいはずです。女性らしさもあり、さらに落ち着いたデザインの喪服を選ぶと良いでしょう。
和服での喪の装い ~和服の喪服を選ぶポイント~
40代以降ともなると、お通夜などの葬儀に参列する機会も多くなります。最近はワンピースなど洋服での参列が主流となっていますが、
両親や家族など近しい人が亡くなった時のために第一礼装である和装の喪服の着用も考えておいた方が良いかもしれません。
着物を自宅に用意しておくのが難しいという場合は、必要になった時にレンタルを活用すると便利ですよ。
黒喪服と色喪服
簡単な喪服着物の見分け方ですが、黒無地の和装は第一礼装であり、地味な色で無地の和服は略礼装です。地方により変わりますが、
親族は三回忌まで黒喪服を着ることが多く、それ以降は略礼装の色喪服が多くなっているようです。
お通夜などの葬儀に参列する場合は第一礼装の黒喪服と黒喪帯の組み合わせにしましょう。
和装の喪服レンタルを利用する場合は、小物や肌着、襦袢、草履などがセットになっているかも確認しましょう。
きものレンタルwargoでは喪服に必要な小物も含めて一式セットでご提供しておりますよ。
まとめ|すべての年代に共通する喪服を選ぶ際のポイント
最後に、すべての年代に共通する喪服を選ぶ際のポイントをご紹介します。要点を把握して失礼のないよう、マナーに沿うようにしたいですね。
1年を通して着られる
夏場に1枚でも着られるよう、透けない五分袖・長袖
座った時に膝が出ないスカート丈
バッグや靴はレザーや布など、マットな質感でシンプルなもの 喪服と一緒に靴やバッグ、ハンカチ、数珠なども一緒に用意しておけば、突然の訃報に慌てることはありません。
年代別におすすめの喪服の選び方をご紹介しました。 10代、 20代、そして 30代、 40代以降では
選ぶデザインや雰囲気も変わってきます。ぜひ、その場にふさわしい喪服を選んでくださいね。