お宮参りは赤ちゃんが生まれてから初めて家族で行う行事。このお宮参りという行事は、赤ちゃんのこれからの健やかな成長と、無事に生まれてきた報告を神様にするという意味があります。
我が子にとって一生に一度しかない行事です。
お宮参りは赤ちゃんの生まれた土地やこれから生活していく土地の神様(氏神様)にお参りをするのが一般的ですが、有名な神社で行うという方も増えてきています。
そこで今回は、宮城県仙台市と仙台近郊のお宮参りにおすすめの神社をご紹介いたします。
伊達政宗が創建した「大崎八幡宮」
平安時代に坂上田村麻呂が武運長久を祈念するべく宇佐八幡宮を岩手県水沢市に迎え、鎮守府八幡宮を創祀しました。
その後、室町時代に奥州管領大崎氏が現在の大崎市田尻に還祀したため、のちに「大崎八幡宮」と呼ばれるようになりました。
現在の仙台城跡の北西に祀られたのは伊達政宗公で、明治時代以降は「大崎八幡神社」と称していましたが、平成9年6月に「大崎八幡宮」として復し、現在に至っています。
大崎八幡宮は伊達政宗公をはじめ、歴代の仙台藩候や城下の人々にも厄除けや必勝・安産の神として尊崇されてきた歴史ある神社です。
また、建物自体も安土桃山時代の日本唯一の遺構として国宝建造物に指定されています。
仙台には干支を「卦体神(けたいかみ)」として信仰する習俗があり、大崎八幡宮は戌歳・亥歳生まれの神社として人々に愛されています。
戌・亥歳のパパ・ママや赤ちゃんと一緒にお参りしてみてはいかがでしょうか?
大崎八幡宮
住所:宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
電話:022-234-3606
初穂料:1万円
http://www.oosaki-hachiman.or.jp/
宮城県のパワースポット「志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ)」
鹽竈神社(しわひこじんじゃ)は古来より東北鎮護・陸奥国一之宮として人々の崇敬を集めてきました。
創建の年代は明らかではないのですが、平安時代初期、嵯峨天皇の時代より鹽竈神社に祭祀料を納めたとの記載が残っているので、奈良時代から鎮守府・国府多賀城の精神的な支えとなり信仰されていたと考えられています。
その鮮やかな赤い社殿は見るものを魅了する力があります。
「宮城県仙台」といえば有名な伊達家の崇敬が厚く、歴代藩主が大神主を務め、現在の社殿は1704年に竣工されたものです。
また、平成14年12月に国の重要文化財として指定を受けています。
古くから人々に信仰されてきた鹽竈神社は海の神様である鹽土老翁神(しおつちのおじ)を祀っており、交通安全・安産守護・延命長寿など幅広い祈願がされています。
地元の人々は「しおがまさま」と呼び親しんでいます。
お守りは交通安全守や小さな金色の干支がついている「うまくいく御守」が人気です。
参拝方法は正面から階段を下から登っていく方法と、途中まで車で行く方法があります。
赤ちゃんや小さな子ども連れであれば、途中まで車で行き参拝することをおすすめします。
鹽竈神社
住所:宮城県塩竈市一森山1-1
電話:022-367-1611
初穂料:5千円~
朱色の拝殿が美しい「宮城縣護國神社(みやぎけんごこくじんじゃ)」
明治37年8月27日に青葉城(仙台城)本丸跡地に、明治維新から大東亜戦争で亡くなった郷土出身者を祀るために明治天皇の思し召しによって創建されました。
昭和14年に内務大臣指定護國神社とされ、昭和20年7月の仙台大空襲によって全焼したものの、その後現在の姿に復興しました。
現在は、宮城県出身戦歿者をはじめ、福島・新潟・山形の一部の戦歿者の御祭神5万6千余柱を祀っています。
御本殿は伊勢神宮の外宮「風宮(かぜのみや)」の旧御正殿で、戦災で焼失した際の昭和30年、東北に初めて下げられたとても尊いとされる御殿で、宮城県仙台市で誇りともされています。
正月三が日などは駐車料金無料で参拝を行っていて、この時に「福矢」と呼ばれる破魔矢を買うと書くことができる「的絵馬」が有名です。
また、福娘が一緒に三本締めで一年の福祈願をしてくれます。
安産祈願や家内安全、学業成就などこちらも幅広い御祈願が行えます。
城跡への建設のため仙台の街中より高所にあり、季節によっては少しひんやりとすることがあります。
参拝の際は、赤ちゃんにはおくるみなどの羽織ものなどを準備しておくといいでしょう。
参拝後は、隣にある売店で仙台名物の「ずんだ団子」や「牛タン」もお土産に購入することができますのでぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか?
宮城縣護國神社
住所:宮城県仙台市青葉区川内1
電話:022-223-7255
初穂料:5千円~
金運アップのご利益がある「金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)」
金蛇水神社は金蛇沢と呼ばれる深い谷の出口に鎮座している水神信仰の神社です。
名前の通り「巳」のご神体を祀っていて、商売・金運の大神として有名です。
創始年代は不祥ですが、人々がこの地に居住し農耕をはじめたころから水神として祀ったことが最初といわれています。
その後平安時代、一条天皇の時代に鍛冶職人であった宗近が天皇の御佩刀を鍛えよとの命を受けて名水を求めこの地にやってきました。
その時にカエルの鳴き声で集中できなかった宗近が巳を作り田に放ったところ、ピタリと鳴き止んだことで素晴らしい刀を鍛え上げることができたと言い伝えられています。
これ以降、水神宮はご神体として崇め社名を「金蛇水神社」と称するようになりました。
神社に参拝すると、たくさんの蛇の形の岩が置かれています。
その蛇たちを財布で撫でていくと金運が上がるとされています。
これから大切な我が子を育てるためにはたくさんのお金がかかります。
お宮参りの際に一緒に撫でてみてはいかがでしょうか?
金蛇水神社
住所:宮城県岩沼市三色吉字水神7
電話:0223-22-2672
初穂料:3千円~
まとめ
由緒ある神社でお宮参りを行うなら、身も心も引き締まる着物を着てみてはいかがでしょうか?
「でも、着物は初めて。どんなものを選べばいいかわからない」そうお悩みの方も多いはず。
きものレンタルwargoは仙台にも店舗を構えており、低価格で高品質のお着物を取り揃えています。
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事前にご相談いただければ、家族でまとまりがない衣装になってしまった…などの失敗も防ぐことができますよ♪
一生に一度のお宮参り。その日が素敵な一日になりますよう、スタッフ一同お手伝いさせていただきます!