浴衣が透ける.. 解決方法は?

浴衣を着て出かけたのはいいけれど、下着が透けてしまい丸見えだった!さらに自分では気づかずに友達に指摘されて初めて気づいた…なんて経験をお持ちの方は意外に多いようです。浴衣のき方を知らなくても、ネットで調べられるので着るのは案外簡単です。でも下着については知らないまま来てしまうと、恥をかくことになります。透け感のない浴衣を選ぶのもポイントですが、透けるのを気にせずに済む解決法をしょうかいしますので、参考にしてみてください。

浴衣が透ける…よくある悩み

浴衣着用時の下着はどうする?和装用下着や代用について

浴衣は着物よりも生地が薄く、透けやすいので下着撰びを間違えたり、知らずに適当に選んでしまったりすると恥をかくことになります。浴衣を着た経験がある人に多く聞かれる悩みをしょうかいしますので、自分が浴衣を着るときにそうならないよう対処法を知っておくと安心です。

足や腕のラインが分かる

浴衣は思っている以上に生地が薄いので、色に関係なく光が当たると透けてしまいます。白や淡い色の浴衣だと透けるというイメージが強いので、それを避けることで透けないと考えがちですが、はっきり言って色はあまり関係ありません。確かに透け感のない生地なら、濃い色だと透けにくいですが、光が当たると思っている以上に透けてしまいます。   一番わかりやすいのが、足や腕のラインです。濃い色でも光が当たると、足や腕のラインがはっきりとわかってしまいます。スタイルがいいなら透けてもいいと思えそうですが、足が太いとか腕が太いのを気にして、浴衣なら隠せるから安心!と思っていても、透けていれば丸見えも同然です。むしろ足や腕を出しているよりも、浴衣越しに透ける方がいやらしく見えてしまうのも悩みとなってしまいます。生地はあっても、浴衣は透けるものと思っておくくらいがちょうどいいかもしれません。  

下着の色や柄が出てしまう

浴衣の下には、浴衣用肌着や和装ブラジャーを付けるのがおすすめです。和装下着はあまりボディラインを強調しないように作られているので、透けたとしてもあまり気になりません。むしろ透けることを想定して作っているから、透けても肌が見えることはありません。   しかし和装下着を買うのが面倒とか、デザインが可愛くないからという理由で普段付けているブラジャーやショーツだけで済まそうとすると、浴衣から下着が透けてしまうので色や柄まではっきりとわかってしまいます。黒や紺の浴衣なら透けてもそんなにわからないだろうと安心しがちですが、色はあまり関係ありません。元々浴衣は生地が薄く透けやすいから、何色だろうと透けることに変わりありません。   白や淡い色の浴衣は濃い色に比べるともっと透けやすく、色付き下着や柄の下着を着ているとそれが浴衣から透けてかなりはっきりとわかることも珍しくありません。透けるとわかっていて着るならいいかもしれませんが、粋に着こなすのが良いとされているので下着が透けていると粋とはかけ離れてしまうでしょう。  

下着の線がくっきりうつってしまう

浴衣はある程度余裕を持って着るので、体の線が出ることはほとんどありません。寸胴気味に着るのが粋とされていますので、ボディラインは強調せずゆったり目にきます、帯を締めるのでよほどのことがない限りはだけることもありません。しかし意外に見落としがちなのが、下着の線です。上はキャミソールやタンクトップ、スポーツブラなどでも代用可能ですが、下はわからないだろうとショーツだけで浴衣を着てしまうことがあります。   ショーツの形や体型にもよりますが、歩いているときやかがんだときに、下着の線がクッキリと浮き出るので後ろから見るとあまり美しいとは言えなくなってしまいます。特に後ろ姿って自分では気づかないことが多いので、知らないのは自分だけで、後ろにいる人にはショーツのラインがくっきり見えていた…なんてことも少なくないのです。柄物や色付きショーツだと、それもはっきりわかってしまうことがあるので要注意です。  

浴衣が透けるときの対処法

浴衣透け

暑い夏に着るものですから、透けないような分厚い生地は使いません。浴衣は透けるものと思っておくといいでしょう。初めから透けるのを想定しておけば、対処法も見えてきます。せっかくの浴衣で恥ずかしい思いをしないように、透けるときの対処法を知っておくことが大切です!  

肌襦袢と裾除けを着用

浴衣を着たときは、必ずといっていいほど透けます。色や生地の違いで多少透け具合を変えることはできますが、透けないようにするには和装下着を着用するのが一番です。着物を着るときに使う肌襦袢と裾除けがあれば、透けても脚のラインやブラジャーがスケスケというのを防げます。   和装下着を扱っているお店に行けば、肌襦袢も裾除けも手に入りますが、別々に着るのってちょっと面倒ですし、暑苦しいと感じてしまいがちです。そんなときは、肌襦袢ろと裾除けを一体化させた浴衣用スリップを選べば問題は解決します。首も浴衣を着たときにはみ出ないよう、深めのVネックになっていますし、後ろも深めにあいているので後ろ衿を少し下げ気味にしても下着は見えません。   袖と裾にレースが付いているので、見た目にもおしゃれですし涼しげです。袖付きだから脇汗をかいても下着が吸収してくれるので、浴衣の汗ジミを防げます。裾も少し長めにしているから、透けて脚のラインが丸見えという心配もありません。裾が長いと暑苦しいイメージですが、汗をかいても下着があることで浴衣が肌にまとわりつくこともなく、サラっと快適でいられます。  

または浴衣スリップを着用

浴衣が透ける.. 解決方法は?

浴衣を着るとき用に作られた浴衣スリップもオススメです。上は肌襦袢のようになっていて、下は裾除けのようにスカート式になっています。上の部分は綿100%だから汗をかいても吸収してくれますし、下はポリエステル100%だからシャリっとしていて肌にまとわりつきにくくなっています。   サイズがいくつかあるので、身丈と袖周りのサイズをよく確認しておくといいでしょう。衿も深めになっていますし、浴衣と同じ右前で着られます。袖付きだから二の腕が透けるのも防げますね。下の部分は絽素材だから肌にまとわりつかないので、歩きやすいのもメリットです。紐でしっかりと結んでおけば解ける心配もありません。裾野長さもひざ下くらいまであるので、光が当たるところでも脚のラインが透けるのを気にせずに済みます。1枚あれば他の浴衣にも使えるので、とても便利です。生地が薄いから洗濯してもすぎに乾きます。  

透けてもいいように肌色(モカ色やベージュ)の下着をつける

浴衣は透けるものと思っておけば、下着選びにも慎重になるというものです。浴衣と下着の色の組みわせも意外に重要です。和装下着は白が多いですが、透けてもいいように考えて作られているからあまり気になりません。   和装下着以外で代用する場合は、透けてもいいように目立たない肌色かそれに近い、モカやベージュを選ぶといいでしょう。浴衣の色にもよりますが、ピンクや赤のキャミソールを選んでしまうと、浴衣越しに色が透けてしまうのでスマートな着こなしとは言えなくなってしまいます。肌色やベージュでも派手な柄が入っていると、柄が透けて見えてしまいます。選ぶなら肌色に近い色で、無地がおすすめです。薄い生地ならリブ編みやレースが付いていてもそれほど浴衣には響きません。    

凹凸がないブラを着用!和装用ブラジャーがおすすめ

透けてもいいように肌色やモカなどの色を選んでも、飾りが付いていたり、パッド付きのキャミソールだと着姿が美しくありません。浴衣はストンとしたラインを意識して、寸胴気味に着るのが粋とされているからです。普段付けているブラジャーだと、凹凸がはっきりしてしまうので浴衣には不向きです。浴衣を着るときは、バストを大きく見せるよりサポート力の高い和装ブラジャーで凸凹を少なくするのがおすすめです。バストが大きい人はサラシを巻いて凸凹をなくす方法もあります。和装ブラジャーは浴衣を綺麗に切るために作られているの、バストの大きさに関係なく浴衣と和装ブラをセットにしておくといいでしょう。  

こんなものでも代用可能

白いロングスリップ

浴衣を着たいけど和装下着がないという場合は、白いロングスリップでも代用できます。ただしロングスリップ1枚だけだと不安なので、下にはワイヤーなしのブラジャーとラインが出にくいレースのショーツを合わせるといいでしょう。ブラジャーとショーツの上からロングスリップを着用すれば、透けても恥ずかしくありません。ノンワイヤーでパッドなしなら、普通のブラジャーでも代用できます。和装下着が入手できないときや、買ってもほとんど使わないから普段使いのできるもので代用したいというときにおすすめです。  

スポーツブラ

浴衣には和装ブラがおすすめですが、和装ブラと共通点の多いスポーツブラでも代用は可能です。ワイヤーなし、サポート力が高いという部分は、和装ブラもスポーツブラも同じですね。デザインは多少違いますが、シンプルなデザインが多いから浴衣の下に着てもそれほどラインは気になりません。   ただしスポーツブラで代用する際、ひとつだけ注意したいのが肩紐の部分です。ホルターネックになっているものが多いですが、これだと浴衣からはみ出てしまう可能性が高いです。できるだけ胸元が広くあいたものか、Vラインになっているものを選びましょう。後ろも衿を下げ気味に着るので後ろのデザインもチェックして選ぶようにしてくださいね。  

ステテコ

上はスポーツブラやキャミソールでも代用可能ですが、それだけだと足がやショーツが透けてしまいます。それを防ぐには、ステテコがおすすめです。女性用のステテコもたくさんありますし、ルームウエアとして使えるステテコなら、手持ちのものを使えるのでわざわざ買い足す必要もありません。ただし浴衣に合わせて、色や柄は選びましょう。ステテコを履いていれば浴衣が足にまとわりつくことがないし、とても歩きやすいというメリットもあります。  

まとめ

浴衣は透けるものと思っておくと、最初から対処できるので知らずに恥をかくこともありません。和装下着は浴衣に合わせて作られているものもあるのでそれが一番おすすめですが、ない場合は他のものでも代用可能です。対処法がわかれば、透けても全然恥ずかしくありませんね。  浴衣のご予約はこちら